《欺く根絶者 ギヴン》のコストは“退却”である。
なおさんです。
タイトルのまんまの内容で、他には過去にあった似た事例のカードの紹介だけなのでもう読まなくて大丈夫です。
2019年1月21日の今日のカードは《欺く根絶者 ギヴン》でした。
《欺く根絶者 ギヴン》(Vシリーズ)
グレード2|パワー9,000
【自】【(R)】:アタックしたバトルの終了時、相手のヴァンガードがデリートされているなら、【コスト】[手札とリアガードを合計6枚ドロップゾーンに置く]ことで、あなたのヴァンガードを【スタンド】し、そのターン中、ドライブ-1。
Twitterにて、《欺く根絶者 ギヴン》のコストは“ドロップゾーンに置く”だから《翻る根絶者 ズヰージェ》と《奏でる根絶者 ヱファメス》の退却時の自動能力は発動しないの?
みたいなのが3回くらいTLに流れてきました。
遊戯王脳あるある。
《翻る根絶者 ズヰージェ》
グレード0|パワー5,000
【自】:先駆
【自】:あなたのカードの、効果かコストで、このユニットが(R)から退却した時、相手のヴァンガードがデリートされているなら、あなたの山札の上から1枚見て、(R)にコールし、「根絶者」を含むカードがコールされたなら、このカードをソウルに置き、【カウンターチャージ】(1)。
《奏でる根絶者 ヱファメス》
グレード0|パワー4,000
【自】:あなたのカードの、効果かコストで、このユニットが(R)から退却した時、相手のヴァンガードがデリートされているなら、あなたの山札の上から1枚見て、(R)にコールし、そのターン中、パワー+5000。
もちろん手札からドロップゾーンに置いても誘発しません。
しかし、リアガードサークルからこの2枚をドロップゾーンに置いた場合は、“退却した時”の自動能力は誘発します。
だいぶ前にも同じような話がありました。
《ドラゴニック・オーバーロード “The Destiny”》と《破壊新帝 ガイアデバステート》です。
《ドラゴニック・オーバーロード “The Destiny”》
グレード3|パワー11,000
【自】【(V)】:[【ソウルブラスト】(1)] このユニットが手札から(V)に登場した時か、あなたのライドフェイズ開始時、コストを払ってよい。払ったら、いずれかの(V)以外のサークルを1つ選び、そのサークルのカードすべてをドロップゾーンに置く。
【自】【(V)】:[【カウンターブラスト】(1)] あなたのGユニットが【超越】した時、コストを払ってよい。払ったら、相手のリアガードを1枚選び、退却させ、あなたの山札の上から7枚見て、「オーバーロード」を含むカードを1枚まで公開し、手札に加え、山札をシャッフルする。
《破壊新帝 ガイアデバステート》
グレード4(Gユニット)|パワー15,000+
【超越】 - ストライドステップ - [あなたの手札からグレードの合計が3以上になるように1枚以上選び、捨てる] 裏のこのカードを(V)に【超越】する。
【自】【(V)】:暴喰
【自】【(V)】:[【カウンターブラスト】(1),あなたのGゾーンからこのユニットと同名の裏のカードを1枚選び、表にする] このユニットが暴喰状態になった時、コストを払ってよい。払ったら、1枚引き、あなたのGゾーンの表のカード1枚につき、いずれかの(V)以外のサークルを2つまで選び、それらのサークルのカードすべてをドロップゾーンに置く。あなたのカードを3枚以上置いたら、このユニットのパワー+10000/クリティカル+1/ドライブ+1。
この2枚が出たときにできたQ&Aがあります。
Q4207とQ4211です。
Q4207(2018-10-05)
Q.“そのサークルのカードすべてをドロップゾーンに置く”という効果により、“このユニットが(R)から退却した時”という条件の自動能力を持つリアガードを退却させました。
そのリアガードの自動能力は発動しますか?
A.はい、発動します。「退却する」とはフィールドからドロップゾーンにカードを移動させる行動です。
そのため、“このユニットが(R)から退却した時”を条件とする自動能力を持つリアガードが、“そのサークルのカードすべてをドロップゾーンに置く”という効果でドロップゾーンに置かれた場合でも、退却はしているため、“このユニットが(R)から退却した時”という条件を満たし、発動します。
Q4211(2018-10-05)
Q.“それらのサークルのカードすべてをドロップゾーンに置く”という効果により、“このユニットが(R)から退却した時”を条件とする自動能力を持つリアガードをドロップゾーンに置きました。退却したリアガードが持つ自動能力は発動しますか?
A.はい、発動します。「退却する」とはフィールドからドロップゾーンにカードを移動させる行動です。
そのため、“このユニットが(R)から退却した時”を条件とする自動能力を持つリアガードが、“それらのサークルのカードすべてをドロップゾーンに置く”という効果でドロップゾーンに置かれた場合でも、退却はしているため、“このユニットが(R)から退却した時”という条件を満たし、発動します。
要するに“リアガードサークルからドロップゾーンに置かれること”を“退却”といいます。
じゃあなんでドロップゾーンに置くって書き方やねんって話なんですが、それは対象カードがリアガードサークル以外にもあるからです。
《欺く根絶者 ギヴン》はリアガード以外にも手札、《ドラゴニック・オーバーロード “The Destiny”》と《破壊新帝 ガイアデバステート》は呪縛カードも対象だからです。
余談なんですが、呪縛されているカードが上記2枚の能力でドロップゾーンに送られても“退却した時”の自動能力は誘発しません。
呪縛されているカードはリアガードサークルではなく、呪縛サークルからドロップゾーンに送られるからです。
気になる人は調べてみてください。
おわり。